温泉を「学ぶ」とはどういうことか

記事を開いてくださりありがとうございます、温泉バカのひかさです!
さて、今回のテーマは温泉を「学ぶ」ということについてです。

温泉というと、趣味や娯楽の一つ。お一人、ご家族、ご友人などとリラックするするために旅行で訪れたりする際に温泉を意識されることかと思います。

僕もそのうちの一人で、今までは家族で日帰り温泉施設を訪れるということは結構ありました。
ただ、その頃の僕は「お湯」と「温泉」の違いはわかっていませんでした。

自分の経験

温泉というものの面白さに気づいたのは大学3年生のとき。
まだ動画にはなっていませんが、初めて北陸に一人旅に行きます。
その際に訪れたのが和倉温泉と宇奈月温泉。
このときに思ったんです。距離としてはまあまあ遠いのですが、全国で見たらそこまで距離は離れていません。
この距離でこんなに温泉の特徴が違うのかと思ったのです。

実際この後に、オンラインで受講できた温泉ソムリエ、その翌年には温泉保養士、温泉観光士、
そして、温泉入浴指導員の取得に繋がりました。

温泉ソムリエで学んだ基礎知識

温泉ソムリエの基本講座を受講された方はご存知の通り、温泉の基礎をしっかりと学ぶことができます
受講すれば誰でも取得できるということから、甘く見られがちですが、
学べる内容はとても幅広いのです。

ここで、「お湯」と「温泉」が違うことを知識として知るわけです。
温泉はこんなにも違うのか、こんなにも種類があるのかということを学ばせていただいたのです。

そしてここで療養泉の存在を知り、温泉探しにはこの部分を重視するようになってきます。
僕はこの講座が温泉学習の第一歩であったため、めちゃくちゃ良かったと思っています。

温泉保養士では医学的な部分へ

さて、次に取得したのは温泉保養士
日本温泉保養士協会が実施するこの講義は、講義を受けた上でテストを実施し、合格したら認定です。
ちなみに、テストは2日間の授業の中から出題されますが、テストの中には「絶対死守」問題があり、
間違えたら不合格になるものがいくつかあるそう。それなりに専門性がでてきました。

ここで知るのは、温泉が医学の世界であるということでした。
例えは、高血圧の人はどう入浴するのか。
このような世界に自分が脚を踏み入れるとは思ってもいなかったのです。(ド文系ですから)

さらに、世界に温泉があることをここで初めて知ります。しかも医療目的で。
特にドイツは温泉が盛んであること。このようにして日本以外への温泉知識を少しですが増やし始めたのです。

温泉観光士では学問へ

次に取得したのは温泉観光士
これは日本温泉地域学会が実施している講座で、これもテストがありますがそこまで難しくはなかった気がします。

ただ、この講座は本当にすごかったのです。
合計2日間、学問の視点から学ぶのです。

例えば、温泉医学、温泉化学はイメージ通りかもしれませんが、他にも地学、生物学、観光学、経済学、法学、歴史学、心理学といった視点から温泉を見ていくのです。

この講座で僕は、温泉を「学ぶ」対象にしたのです。

特に法律学。温泉法にはこんな問題があったのか。そんなことを気づかせてくれたのが個人的には嬉しかったですね。(法学部だけに)

温泉は日本の大学で学問とはされていません。学べる大学はほぼないです。大学院でもほんの少しです。
だからこそ、このような多様な視点で学ばせていただいたことはとても貴重な体験だったのです。

温泉入浴指導員で入浴行動へ

さて、この記事を書いている時点で最後に取得したのが「温泉入浴指導員」です。
これは、一般財団法人日本健康開発財団が実施する講習ですが、なんと!
厚生労働省が定める「健康増進施設認定規程」第4条第4号ホに規定する
「温泉利用プログラムを安全かつ適切に指導する能力を有し、身体測定、生活指導及び応急手当を行う者」
として認められる資格で、実際に資格取得後に文部科学省にお名前を記録していただいているそうです。
国家資格ではありませんが、公的資格とは言えるのではないでしょうか。

温泉利用プログラム型健康増進施設という認定された温泉施設を開業するためには、
この温泉入浴指導員を設置しなければならないということになっているのです。

資格のレベルをお分かりいただいたところで、学んだことですね。
内容は健康増進医学の基礎、温泉医学総論、リハビリと温泉、入浴プログラム指導実習、救急法になります。
救命講習まで含まれているのがガチなのですが、ここで皆さんも気になると思うのが、「入浴プログラム指導実習」。

入浴プログラム指導実習は、温泉入浴指導を実際に行うものになります。
例えば、複数の入浴槽がある場所で、温度や泡風呂、炭酸の有無などを考慮してどの順番でどのくらいの時間入浴するのかを考えるのです。そして、それを元に当日のパートナーに渡して入浴指導をしてもらう。逆にパートナーが作成したプランをこちらが指導するということになります。

この講座では、浴槽の入る順番などと身体の影響への意識が非常に強くなったと感じます。

最後に

温泉の資格は、別に就職に有利になるようなものではありません。ただし、僕は舐めていました。
思っていた以上にいろいろな講座でいろいろなことが学べるんです。

温泉に興味があってまだどのような講座も受講したことがない人はもったいないです!
最初は温泉ソムリエをおすすめしますので、そこから順番に受講されていくことをお勧めします。

いつか、温泉について語り合いましょう!楽しみにしています!

ということで、ご覧いただきましてありがとうございました!



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この記事を書いた人

温泉のためならなんでもできる、温泉バカ。
温泉入浴指導員、温泉ソムリエ、温泉保養士、温泉観光士。
YouTubeチャンネル「温泉バカひかさ」では、
温泉旅をテーマに動画を投稿している。
また、Yahoo!エキスパートとしてYahoo!にも記事を投稿している。

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